日々に役立つ酵素の話

体内の酵素

消化、分解酵素

酵素と聞いてまず頭に思い浮かぶのが消化、分解酵素なのではないでしょうか?テレビなどでもダイエットや健康に関する特集番組などでたびたび耳にする言葉です。そもそも食べ物を食べてもそこに消化酵素がなければ栄養とはなりません。

お米や小麦などの炭水化物に含まれるでんぷんはアミラーゼという酵素によって分解されます。また肉や魚、大豆などに含まれるたんぱく質はペプシンという酵素で消化されます。同じく肉や魚、食用油などに含まれる脂質はリパーゼという酵素が消化します。

このように酵素にはそれぞれ独自の働きがあり、それ以外の働きはしないと言う特長があります。これらの酵素は微量でも大きな仕事をします。例えば、アミラーゼは1gででんぷん5トンを15分で分解し、ペプシンは1gで牛乳2000リットルのたんぱく質を15分で分解してしまいます。アルコールを分解する酵素は1B型アルコール脱水素酵素と言います。

遺伝的にこの酵素の量が少ない人はアルコールを分解する能力が弱いため、飲酒で顔が赤くなり、アルコールが体内に残っている時間が長いためにアルコール中毒症やアルコール依存症になりやすいと言われています。日常的にワインなどのアルコールを飲む欧米人に比べ、日本人はアルコール分解酵素の量が少ないと言われています。アルコールは適量であれば血流を上げ代謝を促進する働きがありますが、これも酵素の働きのおかげです。

アルコールだけでは毒でしかないのでお酒を飲めない人に無理にすすめるのは止めましょう。また酵素は働いた分だけ消費されます。飲みすぎ食べ好きは酵素の量を極端に減らすため、太りすぎや病気の原因になってしまいます。