日々に役立つ酵素の話

食料品として利用される酵素

酵素とサプリメント

現在インターネットやドラッグストアなどで酵素を利用したサプリメントの効果をうたった商品が沢山販売されています。良く見かけるうたい文句としてはガンや老化を防止する、消化器官の調子を整える、といったところでしょうか。

しかし、体内で働く酵素はたんぱく質から出来ています。たんぱく質は食品として摂取すると胃や腸でアミノ酸に分解されてしまいます。つまり、サプリメントとして摂取する酵素の多くはアミノ酸の確保には役立ちますが、ガンや老化を直接防止するような効果が科学的に確認されているというわけではないのです。

体内の化学変化にも殆ど影響が無いことが分かっています。ただし、体内で分解されて出来たアミノ酸は再び必要なたんぱく質に再合成され、生命維持にとって重要な働きをします。こういった間接的な意味合いでのガンや老化の防止に効果があるというのは全く否定できるものではありませんが、過剰な宣伝文句に惑わされないようにする必要があると思います。

なお、酵素の中で消化酵素だけは胃や腸で分解されないので、消化酵素のサプリメントや医薬品は一定の効果が期待できます。

また補酵素としてよく知られるビタミンB群、コエンザイム等は酵素のたんぱく質とは結びつかず可逆的に遊離していくと解明されていて、こちらのものはサプリメントなどの補助食品として摂取することで一定の効果が期待されると考えられています。いずれにしても、サプリメントを利用するときは医師や薬剤師の指導の下、適切に行われる事が重要です。